資金調達方法・資産売却

2019 12/18
資金調達方法・資産売却

負債が膨らみ資金繰りに苦しむ会社であっても、実は意外な資産を保有しているケースは珍しくありません。

その中で流動性の低い資産の存在はキャッシュフロー改善の足枷になてしまうため、思い切って売却して資金化を行うことで資金調達・財務状況の改善を促すことが期待できます。

ですので、会社名義で所有する資産がある場合は資産効率の面から売却を検討するべきです。

特に資金繰りに困るような状況では、売却によって資金調達が可能になる場合は積極的に利用したいところです。

代表的な資産としては、

  1. 不動産
  2. 絵画
  3. ゴルフ会員権

などがありますので、現在の資産価値をチェックしてみましょう。

目次

有用資産と不要資産の見極めは意外と難しい!

現在キャッシュフローに悪影響を与える存在となっている資産であっても、有効であると判断し購入したものですからいざ資金繰りのための売却となると有用資産であるのか不要資産であるのかを見極めるのは難しいと言えるでしょう。

創業から事業拡張を行い手に入れた資産には強い思い入れがありますし、継承した事業であれば売却の決定は感情的に辛い選択肢となってしまいます。

また、売却したくても受けている融資の担保設定が行われている資産は売却することができませんし、高額な不動産や特殊な設備機器などは売却に時間がかかる傾向にあり、臨機応変な資金調達に結びつき辛いと言えます。

資産を売却し資金に置き換えるメリットとは?

保有資産の売却には心理的抵抗感が伴いますが、流動性の低い資産を売却することで資金に置き換えられることや保有資産に対する固定資産税やゴルフ会員権の年会費などの維持費用の圧縮を行うことができます。

また、保有資産の売却で得た資金で借入金の返済を行うことで自己資金比率と純資産経常利益率が向上し、金融機関に対する信用度が高くなります。

つまり、保有資産を売却することでより有利な条件で融資を受けられる可能性が向上することが期待できます。

さらに保有資産が含み損を抱えている場合は売却損を計上することで利益を圧縮できますし、売却益が出る場合も本業が赤字であれば相殺して売却益に対する節税を行えます。

売却しやすい資産にはどのようなものが存在するか?

資産として計上する必要がある商品在庫は、一般的に売却しやすい資産だと言われています。

ディスカウントしてでも商品を資金化することでキャッシュフローが改善されますから、不良在庫は積極的に売却し資金化するべきだと言えるでしょう。

また次に挙げる資産は比較的、売却を検討しやすいのではないでしょうか。

不動産 有効活用されていない土地や建物・自社ビルや社宅・/投資用不動産
有価証券 投資用有価証券・未回収の手形や小切手、債権類・ゴルフ場会員権
無形資産 営業権・特許権

上記の資産の中で資金に置き換えるのに要する時間と調達できる金額を把握し、分類しておくことで効果的な資金調達が行える環境が整います。

保有資産の売却方法やコストは?

保有資産が不動産の場合は不動産業者に売却する方法や仲介を依頼する方法が一般的でしょう。この場合は仲介手数料・印紙税・登記費用・測量費や解体費、廃棄物処分費などの諸費用が発生します。

有価証券の場合は証券会社、、債権の場合は債権買取業者への手数料が発生しますので不動産の評価価格や有価証券の市場価格・債権額が満額手に入るものではない点に注意が必要です。

資金調達の種類はこちら

関連記事

目次