資金調達方法・流動資産担保融資

2019 12/18
資金調達方法・流動資産担保融資

資金調達のための担保融資は様々ありますが、バブル崩壊後に政府が推し進めている担保融資に「流動資産担保融資保証制度」というものがあります。

ここでは流動資産担保融資保証制度についての基礎知識を紹介します。

目次

流動資産担保融資保証制度とは?

流動資産担保融資保証制度とは中小企業向け融資の動産担保融資に保証が付いたもので、売掛債権や在庫商品などの流動性のある資産を担保にした融資になります。

土地などの不動産をもっていない中小企業にとっては有効活用する事ができます。

流動資産担保融資保証制度の略称ではABL(アセット・ベースド・レンディング(動産担保融資))といわれる融資方法です。

信用保証協会の保証付いており動産担保融資よりも資金調達しやすい事がメリットになります。

担保融資と言えば不動産担保融資がメインになりますが、日本の企業には流動資産の割合が多くABL保証は徐々に広まりつつあります。

流動資産の種類

流動資産には「売掛債権」と「棚卸資産」の2つが主な流動資産になります。

売掛債権

売掛債権とは企業などが商品やサービスを販売してその代金を貰える権利の事をいい、売掛金や受取手形などが売掛債権になります。

棚卸資産

棚卸資産とは販売目的で保有している在庫などをいい商品、製品、原材料、仕掛品といったものになります。

ABL保証の仕組み

ABL保証を受ける場合には、信用保証協会による債務保証が必要になります。

信用保証協会とは中小企業の資金調達の円滑化をはかる公的機関のことで、担保になる流動資産は不動産と違い評価額なども曖昧な部分もあるため信用保証協会による保証がいります。

売掛債権を担保にする場合には譲渡登記か売掛金先への通知または認証が必要となり、棚卸資産を担保にする場合でもおなじく動産譲渡登記が必要になります。

借入限度額は2億5,000万円が上限となり、保証割合は8割となっているので実質の借入できる額は2億円までとなります。1年間の保証期間があり、保証料率は0.68%となっています。

ABL保証のメリット・デメリット

ABL保証のメリット・デメリットには以下のような事が言えます。

メリット

  • ABL(動産担保融資)に保証が付いているため借入しやすい
  • 動産担保融資(保証なし)よりも借入額が多い
  • 第三者保証人が不要
  • 不動産担保がなくても借入できる
  • 貸し手にとっても貸し倒れのリスクを減らせる

デメリット

  • プロパー融資と比べると借入限度に制約される
  • 保証料が取られる
  • 売掛債権などの額が少ないと高額な借入ができない

流動資産担保融資保証制度かんたんまとめ

流動資産担保融資保証制度(ABL保証)とは動産担保融資に信用保証協会の保証が付いた担保融資で、メリット・デメリットを見てみても売掛債権を多く保有している中小企業の資金調達に向いています。

担保融資は金利を低く抑える事ができるため、ABL保証を上手く活用することで目減りを減らし早期の資金調達をする事ができます。

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