資金調達方法・銀行融資

2019 12/18
資金調達方法・銀行融資

融資の中では低金利で最もコストを低く抑えられるのが銀行融資です。

しかし、低金利で融資を受けるための審査は厳しくなります。

銀行は営利企業ですので、融資先が返済不能になることを最も嫌います。

そのリスク回避のために審査が厳しくなり、場合によって担保を取ります。

目次

銀行融資のメリット

  • 実質年率が低い
  • 高額融資が可能

銀行融資のデメリット

  • 担保・保証人が必要
  • 融資スピードが遅い
  • 審査が厳しい
  • 資金使途が制限されることも
  • 提出する必要書類が多い

資金調達方法として銀行融資をイメージする方は多く存在し、同時に「銀行融資を受けるのは難しい」と考える方も少なくないのではないでしょうか?

営利目的で運営される民間銀行は融資の未回収リスクを極端に嫌う傾向にありますが、融資条件によっては意外と銀行融資による資金調達は難しくないケースも存在します。

銀行融資は大きく分けて2つのタイプが存在する

銀行融資には以下の2種類の方法があります。

  1. 銀行から直接融資を受ける「プロパー融資」
  2. 公的機関の信用保証協会の保証付融資「制度融資」

一般的にイメージされている銀行融資はプロパー融資でしょう。

他の金融機関と比べると低金利で安心感が高いと言うイメージを持つ方は多いようですが、融資審査のハードルが高いことで民間銀行から融資を受けることを諦めるケースもあります。

その審査が厳しいと言われるプロパー融資から解説します。

銀行から直接融資を受けるプロパー融資とは?

銀行本体の責任で行われる融資です。

銀行から直接融資を受けるプロパー融資は、借入を希望する企業や個人事業主と民間銀行間で直接融資契約を結び融資が行われます。

自行でリスクをすべて負うという契約です。

債務者である企業や個人事業主と債権者である民間銀行との直接取引となり、銀行側の未回収リスクが大きくなるため銀行側の融資審査の審査基準が非常に厳しくなる傾向にあります。

借入を希望する側の事業実績や融資を検討する銀行との取引実績が重要視され、融資条件として第三者の連帯保証人や不動産担保設定などが求められます。

事業実績が重要視されるため起業資金や起業直後の事業性資金の調達を民間銀行のプロパー融資で行うことは現実的でないと言えますし、経営状態が悪化し資金調達に迫られた場合も利用することは難しいと考えられます。

しかし銀行のプロパー融資は低金利である点や融資を受けることに成功した場合、社会的信用に繋がるなどのメリットも少なくないと言えます。

当然、融資返済を問題なく行うことは銀行に対する取引実績と信用を積み上げることになり、追加融資や新たな融資を希望した場合に審査のハードルが下がることもメリットだと考えられます。

信用保証協会の保証付融資制度とは?

信用保証協会が審査した上で保証人の役割を担い、銀行が融資する方法です。

信用保証協会は各都道府県に設置された公的機関で、銀行に対して融資返済の保証を行うという形です。

債務者が返済不能に陥ると債務者に代わって信用保証協会が銀行に対して代位弁済を行うため、銀行にとって未回収リスクを負うことなく融資が行えるのが特徴で、現在銀にプロパー融資を依頼しても制度融資の利用を進められるほど銀行にとって有利な制度だと言えます。

利用者にとっては銀行からの融資を受けやすくなるメリットがある半面、仮に代位返済が行われた場合は信用保証協会に移った債権の一括返済を求められるケースがあることや、貸付金利以外に保証協会に対する保証料が発生するなどのデメリットが存在します。

しかし、第三者保証人は求められても物的担保の設定が必要ないことや起業資金や起業直後の資金調達に対しても柔軟に対応を行っている点などから信用保証協会の保証付融資は非常に有効な資金調達手段だと言えるでしょう。

信用保証協会の保証付融資であっても問題なく返済することで取引銀行に対する取引実績と信用を積み上げることになりますので、制度融資を利用し取引実績と信用を積み上げたのちにプロパー融資を希望すれば審査のハードルが下がると言われています。

銀行が提供するビジネスローンの利用も資金調達方法の1つ

銀行の融資は低金利であることが大きな魅力だと言えますが、プロパー融資は審査のハードルが高く制度融資は保証協会と銀行の審査を通過する必要があるためスピーディーな融資を期待することができません。

ビジネスローンは消費者金融や事業者ローン業者が提供するサービスのような印象を持つ方も少なくないかもしれません。

しかし現在は銀行が提供するビジネスローンも存在するため従来よりも利用価値が高くなっていると言えるでしょう。

プロパー融資は担保によって未回収リスクを回避するため担保の資産価値や融資先の業績を厳しく審査します。

一方、ビジネスローンはプロパー融資よりも金利を高めに設定し未回収リスクを回避しているため融資審査規準がプロパー融資よりも緩い傾向にあります。

消費者金融や事業者ローン業者のビジネスローンよりは審査基準は厳しい半面、銀行の提供するビジネスローンは低金利に設定されている傾向にあります

プロパー融資よりも審査基準が緩く、制度融資よりもスピード融資が期待できることから突発的な資金調達にはビジネスローンを活用するのも悪くないと考えられます。

多様化が進む銀行融資の中から調達規模や調達期間など最適な融資を選ぼう

ひと口に銀行融資と言っても今回紹介したプロパー融資・制度融資・ビジネスローン以外に売掛債権担保融資など様々な融資商品が登場し、銀行融資は多様化が進んでいます。

資金調達額による調達希望や調達希望期日までの期間、融資条件などを比較し希望する融資条件に合致した融資商品を探し出すことが上手な資金調達のポイントだと言えるでしょう。

銀行融資に対して「審査のハードルが高いのでは?」という苦手意識を払拭して、銀行の融資商品を確認してみてください。

資金調達の種類はこちら

関連記事

目次